『H2』の野田敦ってさ

H2 1 国見比呂だわ (My First WIDE)

H2 1 国見比呂だわ (My First WIDE)

 トキワ荘以降の日本漫画界の帝王は誰かとなれば、あだち充は確実に候補に入るでしょう。代表作はなんといっても『タッチ』ですが、私は『H2』の世代なのであだち充といえば『H2』が浮かびます。

 そんな『H2』が最近少年サンデーの公式アプリ・サンデーうぇぶりで配信が開始されたので、小学生以来ウン十年ぶりに読んでおります。やっぱりあだち充の漫画は読みやすい。最近は情報量の多い——っていうか線がやたらに多い漫画が主流だけど、あだち充は最低限の線で余白ありまくりの絵なのにめちゃくちゃ躍動感があるのがすごいんですよね。

 西澤晋『リアルなキャラクターを描くためのデッサン講座』によれば、躍動感のある絵を描くには動きを上手く切り取ってそれを画面に挟み込む技術が必要らしいんです。私にはいまいち説明できないんで詳しくは本を読んでみてほしいんですけど、西澤さんいわくこれが上手に描ける人の代表的な存在は安彦良和あだち充なんだって。

 そんなことを思い出しながら、やっぱりあだち充はすごいなあ〜って感心しながら読んでいたんですけど、久しぶりに読んでいたら主人公・国見比呂とバッテリーを組んでる野田敦の顔に妙にデジャヴを感じたんです。

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WEBサンデーの名作ミュージアムより

 これは第1話での野田くんですが、そのあとも出てくるたびにすごいデジャヴを感じるんです。どっかで見た顔だな……って。そんで何日か経ってようやく気がついたんです。ハリセンボン春菜だこれ!

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 んまあ、この画像だとあんま似てないんですけど、彼女を思い浮かべながら『H2』を読んでいるともう野田くんが春菜さんにしか見えません。

 そういえば『H2』のタイトルはヒーローとヒロインがそれぞれ2人ずついるからでした。それにちなんで主要の4人のキャラクターの名前も頭文字がHなんですが、ハリセンボンも春菜とはるかでH2ですね。どうでもいいですが。